研究

講義2 平成29年度 第9回目

2017年7月7日。 後半の第2回目。前回の最後に定義した化学ポテンシャルについて。節タイトルは、化学ポテンシャルの性質となっているが、その前半は相平衡の条件。化学ポテンシャルが熱力学ポテンシャルをモル数で微分したものと等しいことは、前回は単なる…

○合事前審査

2017年7月6日。 博士後期過程の学生の指導資格のことを〇合という。 研究部で統一された基準ほぼギリギリで出された方と私の2名が〇合「事前審査」に通った。まだ「事前審査」の段階で、事務に提出した書類を学科に戻して審査(いわば予備審査かな)した後、…

計算機実習 平成28年度その2の第5回目

2017年2月2日。 もう2月なんですね。1月は、最初の1週がオフに等しいので、早く終ってしまうんですね。2月も、28日しかないので、早く終るんですね。 昨日でジョーンズ計算の計算機実習は終わり。もう一人の担当教員にまた任せてしまった。 実は、英文校閲業…

国立大学法人理学部長会議声明

2016年11月3日 データを持ち帰って、自宅で仕事をする積りが、一部のデータをコピーし忘れていて、出勤。 ふと、「国立大学法人理学部長会議からの基礎科学の推進に関する声明」なるものが出されていることを知る。理学部長会議の大もとのページをリンクした…

カムバック

2016年4月24日。 かつては評議員もやった○○○○学会。先日、依頼原稿を送付しました。 2014年の3月に病に倒れ、2015年の秋にやっと旅行解禁となった私です。一応、昨年の学会では発表もしましたので、それがカムバックでもあります。しかし、やはり依頼原稿が…

光ピンセットの移転

2016年4月19日。 4月からナノフォトニクス材料のグループに移ったので、今日は光ピンセットを移転。と言っても、3階から2階への移動。しかし、除振台は劇重。手伝ってくれた光通信のグループの学生さんとナノフォトニクス材料のグループの学生さん、ありがと…

Re:「教師の心ない言葉 泣いた娘」

2016年4月16日。 表題は、4月3日(日)の朝日新聞の「声」蘭に投稿された意見のタイトル。その意見自体が、白血病の中学生に対し教師が「吐き気くらいで授業を抜けるのか」と言ったことに対する意見へのレス。かなり遅れてしまったが、私もレスを書き込んでお…

インフルエンザが原因・遠因のいくつかのキャンセル

2016年3月22日。 三月初めにインフルエンザに罹り、一週間程度寝込みました。幸い、肺炎等は併発せずに済みました。しかし、一週間程度寝込んだことで体力が落ちてしまいました。出停期間中にキャンセルした、インフルエンザが直接のものは、教育関係の発表…

国際フォーラム招待講演終了

2016年3月9日。 忙しくて書き込みができませでした。また、先週はインフルエンザで伏せっておりました。幸いインフルエンザ自体が重症化・長期化することはありませんでした。また、今のところは、肺炎等も併発していません。 さて、本学で昨日・本日と国際…

ハゲタカ出版社(4)

2015年12月15日。 もう、くどいか。 最初に書いたことについて少し補足。 研究の完成度が低いので、レビューアーと戦っても勝てそうにない、という場合の話。これがシビアなのは、弱小研究グループの場合。「研究の完成度が低ければ、やり直せばいい。装置的…

ハゲタカ出版社(3)

2015年12月14日。 ハゲタカ出版社についての記事についてのブログのその3。「potentially predatory」についての二回目。今度は、そのリストを示す。 scholarlyoa.com 自分が投稿した論文の出版社がリスト中にあって焦った研究者は多いであろう。これは、既…

ハゲタカ出版社(2)

2015年12月13日。 ハゲタカ出版社についての記事についてのブログのその2。「potentially predatory」について、二回に分けて綴ろう。その記事の中で、Scientic Research Publushing (SCIRP)が「特に名高い悪徳」として、下のリンクと共に挙げられている。 w…

ハゲタカ出版社(1)

2015年12月12日。 www.gizmodo.jp 上の記事にてんやわんやになっている大学教員が多くいるのではないだろうか? ハゲタカ出版社(predatory publishers)と言って、まともな査読(審査)をせずに、掲載料をふんだくるためにオープンアクセス誌に掲載論文を募…

FTDI社のデバイスのアクセスがrootでしかできない問題の続編

2015年11月19日。 FTDI社のデバイスのアクセスがrootでしかできない問題(Linux)では、OSはUbuntu 14.04でした。Ubunti 12.04だと、同じようには行きません。 visudoでパスワードなしでもある学生がrmmod ftdi_sioを実行できるように設定しようとしました。そ…

FTDI社のデバイスのアクセスがrootでしかできない問題(Linux)

2015年11月15日。 昨日は、土曜に出勤して上の問題(FT_Open()とかの際の問題)に対処した。このところ、困っていた問題だったが、解決した。既に多くの方が悩んでいた問題(例えば、USB-013のLinux接続でのご質問)であるし、Ububtu日本語フォーラムでも質…

生還後の初出張

2015年8月28日。 生還後の初出張、2泊3日から無事帰還。 退院してから約1年2カ月、長かった。 学生同伴でもあったので、余裕のある日程にしました。

役に立つ研究

2015年6月13日。 著名なブログが久し振りに更新された。沈黙が長いと、心配になってしまう。少し安心。彼女もいろいろと苦労している人だから。その記述は、 その学部、本当に必要? 全国立大に見直し通知、文科省:朝日新聞デジタル とも関係ある事項でしょ…

謝辞

2015年6月11日。 6/8の[教育に関する論文]のは、その日のうちに投稿してしまいました。 「謝辞は書くな」って規定なので、それに従って謝辞はなし。世間一般では、謝辞は著者の自由だと思っているかも知れませんが、論文ごとに規定があるんです。謝辞ではな…

合成の練習

2015年5月7日午前後半以降。 卒研のためのコロイド合成の練習。スチレンの重合禁止剤抜きからはじめる(ただし、水酸化ナトリウム水溶液を使った簡便なもの)。夕方の時点で重合は終了。少しクリーミングが生じているが、成功であろう(恥ずかしいので、写真…

財団研究費の申請書の下書き

2015年5月5日。 連休に入ってから、何か疲れ気味。成人スティル病の再燃の不安も少しは頭をよぎるが、おそらく急に夏の陽気になったのに体が追い付いて行っていないのではないか。 連休中に某財団の研究助成の申請書を書こうとの計画。なかなか進まない。昨…

コロイド結晶のゲル固定化の練習

2015年4月23日。 今日は、新しく配属された卒研生のために「コロイド結晶のゲル固定化の練習」。 薬品の分量はM2の学生がいつもやっているもので、彼の主導で行ないました。きれいにイリデッセンスが見えているんですが、スマホの写真では上手く見えませんね…

博士前期課程講義 平成27年度 講義2回目

2015年4月21日(アップするのを忘れて1日遅れ)。 講義1は明日で5回目なのに、本講義は今日が2回目。 フォトニックフラクタルの話をしました。フィーバーがあったのは、もう10年前なんですね。しみじみ。 「光閉じ込めの効果が劇的に向上する」って言っても…

校正

2015年3月25日。 12月半ばに受理(アクセプト)された論文の校正を済ませました。一安心です。 アクセプトされただけでよしとしてしまう研究者がいるのは、短絡的成果主義・行き過ぎた競争の弊害でしょうね。インパクトファクターの積分を競う場合、継続する…

A paper accepted.

A paper on an application of silica gels has been accepted. I have got a reviewer report with a high evaluation. The subject is categorized in between soft matter and materials processing of metal. Satisfaction from both sides is tough wor…

座長

2015年3月8日 昨日は、某発表大会で座長をやりました。良いリハビリでした。足腰をもう少し回復させなければならないことも感じました。帰ってから、疲労感がありました。 実は、1年前の本日が心膜炎で救急搬送された日なのです。カミさんから思い出話を少し…

研究会

2015年3月7日 昨日3/6は、コロイド結晶の研究会を行いました。いつもは、東京で行っているのですが、皆様のご厚意で私のところでの開催とさせて頂きました。研究ディスカッションは、元気の元です。 思い返せば、昨年はこの研究打ち合わせ会から帰って寝込ん…

A paper accepted.

Yesterday, a paper, mentioned on November 19 , 2014 on this blog, has been accepted. Thanks! December 20, 2014

Revised manuscript resubmitted

I have resubmitted a revised manuscript to a journal. It will be first time for me to publish a paper in a field of instrumentation if the paper is accepted. This work has opened my eye; even in a classical physics there is a room to innov…

just published

本日、論文が出版されたとのメールを出版社(IOP Publishing)からもらった。以前にjust acceptedというタイトルで報告したものとは別のもの。科研費の調書の業績リストにページ番号が書けるのは、印象が少しいいと思う。 ゲテモノというか「きわもの」とい…

For refinement of a special issue of an international coference

2014年9月22日の午前中は、国際会議の特集号の論文の写真の取り直し 。科研費の申請調書をやらなければならないので、まだ査読にも回っていない(締め切りに間に合わせたら、その半月後に締め切りの一ヶ月延長の連絡!)段階の論文のことをやらなくてもいい…