2016-01-01から1年間の記事一覧

将棋のソフト不正使用疑惑

2016年12月29日。 将棋の三浦弘行九段のソフト不正使用疑惑が晴れたと。どの記事をあげるのが適当かわかりません。例えばこれ。「元の状態に戻して欲しい」というのは、涙が出るほどわかる。 シナリオに従った結果に終らなくて、本当によかった。まだ、この…

aska_burnishstone’s diary

2016年12月23日。 時間があれば、aska_burnishstone’s diary、コメントを含めて片っ端から読みたい。「お茶と尿」や「ずっと考えていました」などのことです。 以前に「アカトラップ返り討ち」の書き込みをしました。そこで書いた事例と似た点がある。つまり…

計算機実習 平成28年度その2の第1回目

2016年12月21日。 計算機実習は、後期(10月から2月)を3つに分け、3テーマづつ選択することになっている。I期はイジング模型のモンテカルロシミュレーションを行っており、III期にはジョーンズ計算を行わせている。ジョーンズ計算とは、偏光状態に関する計算…

導入教育/創造科目 平成28年度2ラウンド目第2回

2016年12月17日。 昨日の導入教育/創造科目 平成28年度2ラウンド目第2回、第1ラウンドと同じで、乾燥コロイド結晶が反射する光の色からコロイド粒子の粒径を見積もる演習。 第1ラウンドでスライドガラスの濡れが悪くて、薄膜状にコロイド分散液を伸ばせない…

導入教育/創造科目 平成28年度2ラウンド目第1回

2016年12月9日。 光重合によるゲル化の実習をやりました。第1ラウンド第1回目と同じです。Y型の分岐で窒素バブリングを4つ同時にできるようにしたのが変更点です。前回は、1つづづしかできませんでしたので、時間切れになってしまいました。薬品の量を変えて…

大学教員の将来に対する不安

2016年11月25日 本日の朝日新聞の記事 「優秀な人材が逃げる…」地方国立大、人件費削減に悲鳴:朝日新聞デジタル。 大学教員は、身にしみて感じていることです。行過ぎた競争、成果主義の悪果です。私など、その犠牲ですね。過労死し掛けて、奇跡的に一命を…

導入教育/創造科目 平成28年度1ラウンド目第3回

2016年11月4日 本日の導入科目の私の担当分の3回目は、PERT法の演習を行いました。もちろん、極簡単なものです。本格的な理論を理解していないとできないものは、私の手に負えませんので。プロジェクトマネジメント手法のうち、今まではブレインストーミング…

国立大学法人理学部長会議声明

2016年11月3日 データを持ち帰って、自宅で仕事をする積りが、一部のデータをコピーし忘れていて、出勤。 ふと、「国立大学法人理学部長会議からの基礎科学の推進に関する声明」なるものが出されていることを知る。理学部長会議の大もとのページをリンクした…

計算機実習 平成28年度その1の第5回目

2016年11月2日 昨日は、計算機実習のイジング模型の課題の5回目で最後。進度合がよくないので、二次元イジング模型の相転移点を見積もる課題がこなせるところまでいけるのか心配だったが、なんと!!!エネルギーの揺らぎ<(E-<E>)2>をK=J/KBTに対してプロットす</e>…

計算機実習 平成28年度その1の第4回目

2016年10月27日 昨日の計算機実習では、高校生の体験入学を受け入れました。 既に分かっていたことなので、「学生には有限温度のイジング模型のモンテカルロシミュレーションを完成させるのを、高校生に見せましょう」と伝えてある。しかし、できなかった。…

導入教育/創造科目 平成28年度1ラウンド目第2回

2016年10月21日 本日の内容は、昨年度まで行っていたものと同じ。ただし、やり方を「演習」ぽくした。つまり、宿題とせずに、その場で穴埋め式の「演習」を解いて、答を出すようにした。内容は、乾燥コロイド結晶の色からコロイド粒子の粒径を見積もるもの。…

計算機実習 平成28年度その1の第3回目

2016年10月20日 もう、10月も下旬に入るんだ! 昨日は、計算機実習の3回目。この回の最初に周期境界条件を課した場合の2次元イジング模型のエネルギー計算を終え、この回はクエンチに相当するシミュレーションまで完成させるよう、前回話していた。もっと具…

ハム事情

2016年10月17日 私は材料系の大学教員です。7年程の間、情報系の経理グループに所属していました。もちろん、大講座は材料系のままです。平成28年度の理工学部改組に際し、そのねじれが解消されました。 先週末に4階から2階へ教員室を移動しました。大講座は…

導入教育/創造科目 平成28年度1ラウンド目第1回

2016年10月15日 昨日の午前中の授業。 本年度から後期に担当してる導入教育/創造科目の名前と実施法が変更に。未定部分が多かったため、TAの手配がない。これが苦しい。それまでの定員50人と異なり、本年度からそのほぼ3倍弱の定員。二つに分けて、1ラウンド…

計算機実習 平成28年度その1の第2回目

2016年10月12日 今日も一人で計算機実習。前回よりも「え、それってプログラミング言語および演習の内容じゃん」的な感じは少ない。ケアレスミスはあるよう。 最初にイジング模型の物理的意味、つまり磁性体のモデルとしてのイジング模型という話を。どうも…

計算機実習 平成28年度その1の第1回目

2016年10月5日。 平成28年度の計算機実習の最初の授業。久しぶりに私一人での授業担当。担当教員のもう一人の助教の先生は出張で不在。また、理工学部改組で先行きが見えないなどの事情でTAも手配されていない。 久しぶりといえば、ブログ書き込みも久しぶり…

講義2 平成28年度第16回目

2016年8月3日。 試験です。試験の後に、試験の解説、目標1のレポートに対するコメント、目標2の演習に対する講評、目標2のレポートについてのヒント。うっかり授業評価アンケートを忘れそうに。試験だけ受けて、早退した学生の中に、そのために出席率が60%未…

講義2 平成28年度第15回目

2016年7月30日。 昨日。とうとう、来週の試験を残し、最後の回の講義。 沸点上昇と融点降下、浸透圧、活量が本日の節タイトル。 沸点上昇と融点降下のは、沸点上昇のみやる。よくそうしている。融点降下は氷に塩を掛けると0℃以下でになることを第一例に出し…

講義2 平成28年度第14回目

2016年7月28日。 昨日は、講義2の14回目。昨年度は、最後の週は、関節状態が悪く、板書できなかったのでパワーポイント講義だった。本年度は、今は「でものはれもの」状態だが、板書できる。レポート等の採点は遅れている。 まず、液体の化学ポテンシャルの…

講義2 平成28年度第13回目

2016年7月23日。 昨日は、講義2の平成28年度第13回目。 まず、クラペイロンの式の板書を開始時刻までにやっておく。これは、前回に板書のスピードが早くてノートテイクできなかったことを示す反応があったから。開始時刻を少し過ぎたので、出席を取ろうとし…

講義2 平成28年度第12回目

2016年7月20日。 前回、うっかり「今日は演習をやる」って伝え忘れ。 さて、今日はまず相律(Gibbs phase rule)。c成分系でp相が平衡に あるときの熱力学的自由度fを求める問題。まず、fの説明。独立な示強「的」変数の数。水と水蒸気の相平衡条件で、分量…

講義2 平成28年度第11回目

2016年7月13日。 もう11回目か。早い。時間が速い。 目標1の試験をやった後に試験の解説。なので、目標1の8回が全て終了したことになる。11-8=3なので、目標2は8回のうち3終了で、あと4回講義をして、1回試験となる。 試験の解説の前に、集まりが悪かったの…

講義2 平成28年度第10回目

2016年7月10日。 7/8の午後イチが10回目の講義。その前に、画面が切り替わってしまって書いた部分が失われてしまった、朝イチ(9回目)の残りを記す。 9回目 示強変数と示量変数を丁度熱力学的共役名ものが上下になるように列記した後、dU = TdS -PdV +μdnを…

講義2 平成28年度第9回目

2016年7月8日。 今日は、朝イチに9回目の講義。午後イチに10回目の講義。朝の講義終了後に医者へ行ってから午後の講義の積りだったが、戻ってくる自信がなかったので、予定変更。既に疲れている。 9回目は、後半の2回目。化学ポテンシャルの性質、理想気体の…

講義2 平成28年度第8回目

2016年7月6日。 後半(目標2)の1回目。目標1の試験は、来週行うので、8回目が後半1回目になる。 その前に、講義終了後に、かつて○○センターというところの教員を兼担していた頃に一緒だった先生をお見掛けし、少し立ち話。旧交を暖められるのは、いい。 自…

講義2 平成28年度第7回目

2016年7月2日。 とうとう7月ですね。早いですね。 7/1(金)は、講義2の目標1(前半)の最後の講義。何人かが60%の出席率に満たないようで、心配。 エントロピーの計算、エントロピーの分子論的意味、熱力学第3法則、標準エントロピーが内容。 エントロピーの計…

講義2 平成28年度第6回目

2016年6月29日。 第2法則の回目。熱機関の効率、熱力学的温度、クラウジウスの式、エントロピーが内容。熱機関の効率の内容は、カルノーの定理。熱力学的温度はそのものだが、最近は「可逆サイクルに流入および可逆サイクルから流出する熱を温度として用いる…

講義2 平成28年度第5回目

2016年6月24日。 今日は、演習をやってから、熱力学第2法則へ。第2法則が熱力学の魂。カルノーサイクルをやって、熱力学第2法則(「トムソンの原理」と「クラウジウスの原理」まで)、可逆過程を不可逆過程まで。その前に・・・講義開始時に疲労困憊。最低の…

講義2 平成28年度第4回目

2016年6月22日。 熱力学第1法則の2回目(後半)。ジュールの法則、気体の熱容量、相変化に伴う熱量、反応熱、反応熱の温度依存性、理想気体の断熱変化。ジュールの法則は、熱の仕事等量のジュールの実験ではなく、理想気体の内部エネルギーに関するジュール…

講義2 平成28年度第3回目

2016年6月17日。 講義2の3回目。今回と次回で熱力学第1法則。状態量の性質、仕事と熱、熱力学第1法則、準静的過程、エンタルピー、熱容量。第一法則は、エネルギー保存則の拡張に過ぎない、と言う立場で説明している。分子的描像の助けを借りて進める。丁度…