○合事前審査

2017年7月6日。

博士後期過程の学生の指導資格のことを〇合という。

研究部で統一された基準ほぼギリギリで出された方と私の2名が〇合「事前審査」に通った。まだ「事前審査」の段階で、事務に提出した書類を学科に戻して審査(いわば予備審査かな)した後、研究部での審査をもって完了となる。

私の所属している学科では、申請調書の提出前に、いわば事前審査を行っている。かつて「教授に該当する」というのが〇合の前提だった。それを引きづっていて、私の所属学科では事前審査を通った前例はなく、〇合准教授が他学科から移ってきたものを除けば、〇合の合格者はゼロであった。正確には、学部と研究部が別組織だった頃に、研究部の審査で〇合にパスした准教授はいた - A学科の材料系は材料系の研究部に所属、A学科の情報系は情報系の研究部に所属の頃の話・・・具体的には、情報系にはレター=速報の概念がなく、例えばPhysical Review Lettersでもショートペーパー扱いになってしまうが、そういうことをせずに分野標準で評価していた頃の話。

上の例だと、情報系の基準を杓子定規に適用して、レター(短報でなく、フルペーパー(full length paperと言った方がいいかも)の速報も含む)を排除した上で論文数をカウントすることをやって、他学科ならばらくらく〇合合格の業績の教員が〇合に通らない不公平がおきる。研究部の上部の方が不公平さをなくしたい意向を示している、と言う背景が生じた。