2015-01-01から1年間の記事一覧

博士前期課程講義 平成27年度 講義15回目

2015年7月28日。 右手親指の付け根の関節が痛い。朝食に少しだけ支障あり。筆圧が弱い。鉛筆で字は掛けるが、薄い。板書は無理な模様。 15回目なので最後。幸い。マスターの講義はパワーポイントを使っているので、それ自体は問題ない。出席の丸を打つのが少…

講義2 平成27年度14回目

2015年7月24日。 部分モル量、理想希薄気体、ヘンリーの法則。 部分モル体積Viを定義してその性質V=Σi niViを説明。同次式に関するオイラーの定理の適用の復習としての意味もある。化学ポテンシャルのについは同じ形式の式に、オイラーの関係式と呼ばれる関…

講義2 平成27年度13回目

2015年7月22日。 理想溶液とラウールの法則。その前に、前回クラペイロンの式について時間ギリギリでやったので、それについて軽く補足を(気分的なものですが)。氷のキューブ二つを圧縮してくつける話から。これでは、小中学校の話ですね。シリコンがクラ…

博士前期課程講義 平成27年度 講義14回目

2015年7月21日。 1次元ブラウン曲線、ハースト指数、非整数ブラウン曲線、自己アフィン指数、イーデンクラスター、バリスティック凝集クラスター、シャイデッカーの河川網モデル、自己アフィン指数の計算例をやる。これらは、空間1次元+時間のケース。次い…

講義2 平成27年度12回目

2015年7月17日。 演習の後に、ギブスの相律、相図、クラペイロンの式。ただし、今回は誰も演習をやってくれなかった。 相平衡の条件自体は既にやっている。スタンダードに独立な示強変数の数を数える。最初に行った「相平衡を論じる場合は示強変数が本質だ」…

依然として易感染状態

2015年7月16日。 朝起きると、右足の小指に違和感。自分で触って爪であろうと予測。しかし、いつも通っている皮膚科は今日は休診日。ま、ラッキーかな。皮膚科は、成人スティル病の皮疹以外は特定疾患の対象にならないから。ステロイドざ瘡もステロイドによ…

講義2 平成27年度11回目

2015年7月15日。 ちょっと疲れ気味。しかし、先週のようなことはない。 どうもμi = μi* + RT ln xiなどにおいて、省略された引数が明示してないことが、化学平衡の法則を分圧を用いて書き換えたり、モル濃度を用いて書き換えたりするときのバリアになってい…

博士前期課程講義 平成27年度 講義13回目

2015年7月14日。 ランダムウォークとレビィフライトの話をした後に、DLAについて。 まず、ランダムウォークの定義。nステップ後の粒子の変位R(n)の二乗平均がnに比例すること(<R(n)2>=na2)は簡単な算数。kステップ目に位置rに粒子を見出す確率u(r,k)の発展方程式を</r(n)2>…

納豆+山芋の梅肉添え

トピック「納豆の日」について 免疫回復のために。 2015年7月12日。 そうそう、やっと出張・旅行が解禁となりました。辛かった。

講義2 平成27年度10回目

2015年7月10日。 本日は前半部分の試験。 その前に、免疫グロブリンIgGの値が順調に回復を示しており、秋から出張・旅行が解禁となりますことを記します。 試験は、基本事項を問うもの。計算や思索を行わせるのは、演習・レポートでやらせている。試験の後、…

職業人としての意識の低さ

2015年7月9日。 体がだるい。今回の検査結果が悪かったら・・・と少し心配。 さて、表題の件。中学の息子が就業体験をさせてもらった先の指導者に対して感じた疑問である。正確さを犠牲にして、わかり易さのために少し脚色します。 棚の商品整理の際に、同じ…

講義2 平成27年度9回目

2015年7月8日。 本日の講義では、ひとつ失敗をやってしまった。講義内容は、相平衡の条件、ギブス・デュエム関係式、理想気体の化学ポテンシャル、質量作用の法則の4つである。最後で、ミス。 まず、相平衡の条件が「共存する相の間で温度、圧力、化学ポテン…

博士前期課程講義 平成27年度 講義12回目

2015年7月7日。 各種のフラクタル次元の測定法。ボックスカウント法は、済み。 スケール変換法は、相似次元を求めるときに使ったもの。ただし、一般のd次元中のパターンについては定式化していない。が、カントール集合、コッホ曲線、シアピンスキーガスケッ…

講義2 平成27年度8回目

2015年7月3日。 前半の試験は少し後にやることにしているので、講義としては今日から後半の内容。孤立系に対して「エントロピー増大の法則」の形にまとめられた熱力学第2法則を実用的な形式に書き直し、化学平衡とか相平衡へ適用するのです。また第二法則の…

講義2 平成27年度7回目

2015年7月1日。とうとう7月ですね。 どうももいい忘れていた事があるようで、悶々としたところがこころに残っていた。エントロピーは状態量である。従って、初状態と終状態が同じならば、エントロピー差は、その間の過程によらない。実際の過程が不可逆過程…

博士前期課程講義 平成27年度 講義11回目

2015年6月30日。 位相次元、ハウフドルフ次元、相似次元、ボックスカウント次元について講義。もちろん、ボックス次元については、概略および実際の測定については済。ハウフドルフ測度から出発する論理を述べるものである。実は、相似次元についてもあらま…

それは公序良俗違反でしょう

2015年6月28日。 (フォーラム)ごみ、どうしますか?:1 分別:朝日新聞デジタル で、ゴミの分別のために飛行機で北海道から東京まで行った、という話が紹介されていた。 やり過ぎです。公序良俗違反であり、強要罪で訴えたらいいと思います。 ゴミの分別…

公序良俗

2015年6月27日。 私が救急搬送されてたのが2014年3月8日、一時外出の許可が出たのは5月の下旬のこと。 平成25年度(2013年4月~2014年3月)の間、大学のある組織の「長」の付く役を仰せつかっていました。救急搬送になる前の2月までにその「会」のメンバーには…

講義2 平成27年度6回目

2015年6月25日。 カルノーの定理、クラウジウスの式(不等式です)をやった後にエントロピーの定義を行なう。可逆サイクルにおいて、高温熱源から流入する熱と低温熱源へ流出する熱を使っての「熱力学的温度」は、最近はごく軽くしか行っていない。今回も同…

講義2 平成27年度5回目

2015年6月24日。 演習の後、カルノーサイクル、熱力学第二法則、可逆過程と不可逆過程。何と、演習問題は、3問もやってくれた! それよりも・・・全員出席で拍手で授業を始められたことが嬉しい。この学年も、ノリが良くできるかも知れない。 くどいが、「熱…

博士前期課程講義 平成27年度 講義10回目

2015年6月23日。 あと一週間で6月も終わりですね。 シアピンスキーガスケットからメンガースポンジまで。シアピンスキーガスケットについては、様々な構築法を紹介。面積がゼロで、周の長さの合計が無限大になることを計算。カントール集合の要素の三進数に…

昨年の父の日のプレゼントを振り返って

トピック「父の日」について 2015年6月21日。 昨年の父の日には、USBメモリを貰った。しかし、自分の普段使用しているPCのUSBボートに差し込むとエラーが出て使用できない。「じじい」の私は、8GBのデータやインストールプログラムをUSBメモリで移動させるこ…

私がブログを始めたきっかけ

今週のお題「私がブログを始めたきっかけ」 2015年6月20日。 下、6/18のブログの一部です。 最初に 書きましたように、「成人スティル病の大学教員が、頑張って職場復帰をしている」というのを発信し、他の闘病中の方を励ましたいというのが、このブログを …

講義2 平成27年度4回目

2015年6月19日。 もう4回目なんだ。もう十数年前のことだろうか、「先生の講義には、ワクワクして出ています。たまにうたた寝しているときにみんなの笑い声が聞こえると、『しまった、聞き逃した』と、うたた寝をしている時に『ロン』ってやられたときの気分…

ステロイドの離脱症状の典型ではありますが・・・

ステロイドとは編集 ステロイド 「筋肉増強剤」としてのアナボリック・ステロイドと「副腎皮質ホルモン」としての抗炎症性ステロイド。 化学物質としてのステロイド 「化学構造式上、ステロール(Sterol)に類似した有機化合物(oid)」。6−6−6−5員環が…

講義2 平成27年度3回目

2015年6月17日。 熱力学第一法則。しかし、これはエネルギー保存則に過ぎない! 公理的熱力学の立場からは、内部エネルギーは新しい状態量であるが、 第2回でも述べたように、材料の物性を予測したり解析したりする立場からは、その立場はとらない。 最初は…

博士前期課程講義 平成27年度 講義9回目

2015年6月16日。 今日から後半。カントール集合とコッホ曲線について講じた。 カントール集合の要素は長さを持たないってのは、「あれ!」じゃないだろうか? それにもかかわらず、フラクタル次元がゼロじゃないってのに驚かないのだろうか? コッホ曲線は割…

役に立つ研究

2015年6月13日。 著名なブログが久し振りに更新された。沈黙が長いと、心配になってしまう。少し安心。彼女もいろいろと苦労している人だから。その記述は、 その学部、本当に必要? 全国立大に見直し通知、文科省:朝日新聞デジタル とも関係ある事項でしょ…

講義2 平成27年度2回目

2015年5月12日。 気体分子運動論、van der Wallsの状態方程式、気体の液化(気液臨界点)をシラバス通り終了。ただし、最後の気液臨界点については、後ろの方の節に載っている相図を紹介しようとして、そのページを見つけられないという、不格好をやってしま…

謝辞

2015年6月11日。 6/8の[教育に関する論文]のは、その日のうちに投稿してしまいました。 「謝辞は書くな」って規定なので、それに従って謝辞はなし。世間一般では、謝辞は著者の自由だと思っているかも知れませんが、論文ごとに規定があるんです。謝辞ではな…