計算機実習 平成29年度その1の第5回目

2017年11月8日。

イジング模型の課題はこれが最終回。もう一人の担当者の助教の先生がレポートのポイントを示したパワーポイントを準備してくれて、感謝。ありがとう。

この学年、講義1(今年度前期分)で感じたように、「できる」という印象。2-3年前までは、エネルギーをK=J/kTの関数としてプロットしたもの一つだけでレポートをまとめざるを得ないものが7割。それが、平均を取れるくらいのシミュレーションの数をこなすのが半数になったのがほんのここ数年(脱ゆとりは、現役ならば今の2年生が最初の学年のはず)。昨年度は、トップの学生はエネルギーの揺らぎや自発磁化をKに対してプロットすることができていた。今年度は半数がそれができそうな進度。もちろん、精一杯の者もいるが。数学演習で「ぼろくそ」だった面は全く見えない。このテーマを選択した学生が理解力のある学生だったのかもしれないが、数学演習で「これ数学ができないと、統計力学積分や総和の計算に困るだろうな」という学生も何人かはここ課題を選択している。

私が疲れを貯めているのは否定できないのであろう。学生を個別に指導しながら、合間にtake a nap。ちょうどいい合間になって、またアドバイス

最後に複数人で統計処理をするための表を作っていたので、共同でやったことをレポートに明記するように言うとともに、自分は乱数1から10まで担当、彼は11から・・・まで担当などとやると、平均の収束が良くなるよ(グラフのいびつさがなくなるよ)、ドアドバイス。これができて、将来の卒研等に生きて来そうで、良かった。