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計算機実習 平成28年度その1の第4回目

2016年10月27日

昨日の計算機実習では、高校生の体験入学を受け入れました。

既に分かっていたことなので、「学生には有限温度のイジング模型のモンテカルロシミュレーションを完成させるのを、高校生に見せましょう」と伝えてある。しかし、できなかった。クエンチ相当のシミュレーションは2人が高校生のいる間に何とか完成させた。ここで、クエンチ相当と言ったのは、エネルギーが下がる方向のみに状態発展させるシミュレーション。熱揺らぎがないので、直線状の"界面"を介して相分離が起きた状態になると、それ以上変化しない。

高校生向けに解説のプリントを準備した。もちろん、3年生の授業の体験入学だから、高校生には難しい用語は含まれている。しかし、ボルツマン因子は一切出していないし、熱振動という言葉を使ってエントロピーからは逃げた。それでも、予想した通り、やはり難しかったよう。イジング模型は、磁性体以外に合金の模型であるということは、是非知って欲くて、プリントには書いた。高校生の興味を引くために、コロイド結晶の実物を見せた(これは、助教の先生の提案)。振ってコロイド結晶を壊して、静置するとイリデッセンスが見えること実際に体験させた。プリントには、○と●がランダムに交じり合った状態と○または●ばかりの状態が、液体と結晶に似てることを記すとともに、「実はイジング模型は固液相転移の模型ではなく、気液相転移の模型である」と記述した。

さて、本日は昨年度のM2の学生が筆頭著者の論文のリバイスにやっと掛かれる。あまり疲れた状態だと、typoの類が満載になってしまう。査読者がtypo満載の第1稿に辟易していることが伺える。