勇気を与えたい

2016年1月3日。

同じ大学の私よりほんの少しだけ若い先生アレルギー鼻炎が良くなったり悪くなったりを繰り返し、熱っぽい症状を訴えたりしていて、「チャーグ・ストラウス症候群」が私の頭に浮かびました。私は成人スティル病という病名が確定しています。アレルギー性副鼻腔炎で長年悩んでいました。顔面にそのための痛みがあったり、自動車の運転に支障のある程度の「めまい」もありました。今でも気管支喘息の治療を並行して受けています。チャーグ・ストラウス症候群に一致するのはまだあります。打撲の認識のない程度の接触で皮下出血を起こして「紫斑」ができるのは、成人スティル病と共通しています。腎臓もそうです。成人スティル病の最重症ケースの心膜炎も共通ですね。私は成人スティル病の診断が確定する前から、筋肉量を保っていないと四肢の動きや体幹の安定性に支障が出るタイプでした。成人スティル病は、筋肉の衰えや最終的にリュウマチ用の関節症状にいたることがほとんどのようで、QOL生活の質を落とさないために筋肉量を落とさないようにすることが指導されるようです。手のしびれや感覚麻痺、動きが鈍いというのはチャーグ・ストラウス症候群の症状の一つです。私もセンター試験の答案の整理がスムースにできなくて困ったこともありました。また、階段踏み外しだけでなく、平地でつんのめることもありました。

さて、チャーグ・ストラウス症候群についてですが、ソチオリンピックで竹内選手が病名を告知して、多くの方に勇気を与えたものです。昨日のブログにも書きましたが、私がこのブログを綴りはじめたのは、同様に「勇気を与えたい」と思ったからです。そこでは、「大学教員として最大の関心事の『教育・科学技術・社会など』については、このブログ以外に譲りたいと思います。」と書いていますが、既に完全に崩れています。

ついでながら、「書評」のカテゴリーを加えました。ベストセラー「人間にとって成熟とは何か」の著者の曽野綾子さんもその書の中で膠原病であることを告白されています。本格的な読書感想文は、別の機会に譲ります。本日のブログは、野田聖子衆議院議員卵子提供を受けて障害児を出産し、育てているドキュメンタリー番組についての言及にモティベートされています。実は、私昨年9月の特定疾患の医療助成の継続は認められませんでした。成人スティル病の診断が確定する前にステロイドのパルス投与を始めてもらって奇跡的に一命を取り留め、2014年までは高額医療の方の、そして2014年9月までは特定疾患の方のお世話になった訳です。このブログを綴りはじめたころの「勇気を与えたい」を思い出す次第です。また、更には二週間近く経口で食物の摂取がなくて、「心肺と骨と皮だけで再びこの世に返された」と感じる状態の頃に、「天は、私に『貴方はまだ生を全うし切っていない』と言ってるのか」と感じたことも思い出しました。天から命を与えられ限りは、生きとし生けるもの等しくその生を全うしなければならない。私がまだ天命を知らないとしたら、大学教員として以外にも創造的活動をし、社会人類にそれを発信する方法があるのかも知れない。しかし、今は大学教員としてそれをするしかない。