計算機実習 平成26年度1回目

2014年10月8日(昨日)は、午後の後半に計算機実習(1.5コマ)。

初期の頃から二次元イジング模型のシミュレーションをやっています。

昨日は、InGaN混晶の組成不均一の話を導入としてしました。

元々はイジング模型は磁性体の模型で、この授業で行ってるのも、全磁化が保存しない条件なので、厳密には磁性体の模型。川崎ダイナミクスでやれば、全磁化は保存するので、合金の模型となります。

いや・・・外界との系の間の原子の交換を許す条件(表面)か許さない条件(バルク)かの違いだ、というのが正確かな?

もっと言えば、混晶の相図を計算するのに、セミグランドカノニカル集団でシミュレーションを行ったんだ、と言ってしまえば、何の問題もない。実際、InGaNのセミグランドカノニカルモンテカルロシミュレーションはかつてやったことがあり、学会発表のパワーポイントのプリントも配布した。

青色LEDノーベル賞を取ったって、InGaN組成不均一の問題がホットだった頃を学生が感じてくれる訳ではない。