大学教員の将来に対する不安

2016年11月25日

本日の朝日新聞の記事

「優秀な人材が逃げる…」地方国立大、人件費削減に悲鳴:朝日新聞デジタル

大学教員は、身にしみて感じていることです。行過ぎた競争、成果主義の悪果です。私など、その犠牲ですね。過労死し掛けて、奇跡的に一命を取り留めたものの、免疫系が壊れてしまって。

さて、私を切るのは、もう難しいのではないかと思います。しかし、私が成人スティル病という難病患者になるのがもう少し遅かったら、「定期的に通院の必要がある」という指導の下で復職した者に、健常者と同じように競争を強いるのか、という感じにはならなかったでしょう。また、「年次休暇」を使い切って、傷病手当の出る「病気休暇」を数日使わざるを得なかったことも、いい方に働いていると思います。査定に響くので、年次休暇だけで乗り切れれば、病欠であることはおおやけにはしないものです。「行過ぎた競争、成果主義が個人も組織も疲弊させてしまう」ことを身をもって示すのは、自分自身のためでもあり、他の方が疲弊してしまわないため、組織が疲弊してしまわないためになっていると思います。

どうか不幸な方が出ませんように。