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ハゲタカ出版社(4)

2015年12月15日。

もう、くどいか。

最初に書いたことについて少し補足。

研究の完成度が低いので、レビューアーと戦っても勝てそうにない、という場合の話。これがシビアなのは、弱小研究グループの場合。「研究の完成度が低ければ、やり直せばいい。装置的にキレの良い結果が得られないならば、装置を更新すれば良い。」というの、全くその通りですよ。ですが、行き過ぎた競争になっていませんか? 私の場合は、例外的なケースでしょう。成人スティル病には、膠原病には付きもののリウマチ様の関節症状が伴って・・・とか、規定する期間内に実験をやり直すようなことは難しいんです。あ、全く例外的事例ですね。あり得るのは、共同研究者のもとで測定させてもらっていたのをやり直すの、半年前に●●先生は定年で、もうできないんですよ、というようなのかな。レビュアーにもいろいろあって、「アイデアは素晴らしですし、捨てるのはもったいないので、何とかやり直しできないですかね。◯◯の共同利用なんてどうですか?」なんてのもありそうですが、「アイデアは素晴らしですし、捨てるのはもったいないですが、できないのなら諦めるしかない」というのもあり得ますよ。前者については、一つしかない身体でできなきゃ・・・あ、依頼先に「あなたの筆頭著者論文としてまとめてもらえればいいですよ」を受けてもらえれば幸いですね。後者の様なのは、行き過ぎた競争の匂いがしますね。レビューアーが巨大研究グループに属していたら、論文を取り下げた途端にちゃっちゃと研究を肩付けてしまわれかねませんね(そういえば、レビューアーの指摘したことの半文位で論文を通して貰って、その直ぐ後に巨大グループからできなかった半分をやった論文が出たことがありましたね)。

イデアだけでも何とか形にしたい。そのために、オープンアクセス誌を選択。学者としては、正しいじゃないですか。・・・え、学者ならば、最初に自分がアイデアを出したってことが明記されなくったって、自分のアイデアが世界人類に貢献すればいいじゃないですか。その通りですよ。私ならば、自分アイデアを正しく発展させてくれるならば、ゴースート「ライター」歓迎です。あのネ、それってね、信頼関係がないと成り立たないんですよ。つまり、自分の教え子がドクターを取る時に「私のアイデアを発展させて、あなたのオリジナルとしなさい」の類の話でしょ。それもまさにビッググループなのかもね。

大学の立場に危機的なものがあることを指摘しますよ。「アイデアだけでも何とかってなら、アイデアを防衛特許の形にすればいいじゃないですか?」ですか? 大学は、ライバル会社との競争する開発競争はしません。最初から、売り先を考えて特許出願します。そうですよ、売れない特許に大学は金を出さないのです。ですから、大学教員が自分で特許維持費を出せばいいんです。あれあれ、そんなもの、オープンアクセス誌に論文を出してプライオリティを確保した方が経済的じゃないですか。

チェーンレビューについて言及しなきゃなんのかもしれんが・・・