子どもと貧困(4)と(5)

2015年11月1日。

子どもと貧困の(4)(5)についてコメントを書く前に、新聞に読者からのアンケートの結果が乗り始めてしまった。また、(5)については、「声」の欄に当初もあった。忙しく、つまり充実して過ごしているから、授業以外のブログの記入が遅れている訳です。ここのところ、少し疲れ気味なのは、事実ではあります。

(4)は、貧困家庭の子どもに虫歯が多いという指摘。食事が不規則だと、虫歯になる。養護教員が虫歯から家庭の貧困に気付くことは、ありがたいことでしょう。それが家庭の支援につながれば更によい。少し残念なのは、(1)と同様に障害が隠れていることに触れられていないこと。(1)は母親が発達障害の系統の障害を持っていた。食事が不規則になったり、食事の後などのオーラルケアがいい加減になるのに、そのような障害が絡んでいることがある。親がそのために管理できないばあいもあるし、子ども自身の障害が原因の場合もある。

(5)は、短大に進学した女子学生が、貧困のために風俗で働くケースの紹介である。コメントできない。つまり、大学が「そのような学生の救済」あるいはそのための調査を行うのは、著しく非現実的だから。私は何度か、自分の体や生活を犠牲にして雇用先の経営を守ることを要求する「ブラックバイト」のやり方は、公序良俗違反であるし、労働契約として成り立たないと書いてきた。その範囲で収まりそうにない。こんな風に書くと、「教員って、卑怯なんですね」と思ってしまう。

大学祭シーズンのまっただ中である。学生委員の私は、待機教員の順番である。外からあ元気な歌声が聞こえて来る。テレビで聞くアイドルグループの歌と踊りを思わせる調子である。コメントしづらいな。論文執筆に戻ろう。