計算機実習 平成27年度その1の1回目

2015年10月7日。

本年度は、例年のイジング模型のシミュレーションを第I期にやって(5回)、第III期には偏光に関すること(5回)をやることになる。

偏光に関しては、2014年の4月に他大学へ教授として転出された先生が担当されていたジョーンズ計算法。昨年度はその先生が兼担で来られて担当された。昨年度も私が担当することは可能ではあったが、8月1日付けで復職した教員が転出された教員の担当していた分担分の埋め合わせをするのは格好がつかないことは確かである。本年度にこの内容も分担するのは、新任の助教の先生の分担分があることが理由。形式的には、昨年度に転出された先生の分が回ってきたことになる。例年のイジング模型を助教の先生に手伝ってもらい、助教の先生の分担分としては新たなテーマを考えずに済ますことにした訳である。

さて、本日の授業のために昨年度のブログを見直す。昨年度は第1回、第2回、第3回および第4回の3回ブログを書いている。第3回および第4回は、第5回の授業の日に書いている。つまり、第1回と第2回は、「細かい説明」をして、それらが異なるものであったが、それ以降はそのような類ではなかったでしょう。第1回は思い出せて、相分離の模型としてのイジング模型の話をした。これは、InGaN混晶半導体組成不均一の問題と関係があった。昨年度のノーベル賞を意識した訳ではないが、前期分の講義でも触れ、あたかも予想していたかのような感を出したものであった。

その1(イジング模型のところをその1としよう)の1回目の実際は、次の通り。まずはイントロ。これには上述の相分離の話を加える。ホームページが準備してあるからそれに従って進めるように説明。C言語の教科書を持参することが十分に伝わっていなかったため、ほとんどが持参していなかった。少しスタートアップはまごついた。しかし、main関数の中に実際のプログラムを書くことなどを思い出した後はスムースで例年よりも進度が早い。周期境界条件を考えないイジング模型のエネルギーの計算まで終了したようである。次週の第二回目は、周期境界条件を入れた計算から入ることになる。