博士前期課程講義 平成27年度 講義9回目

2015年6月16日。

今日から後半。カントール集合とコッホ曲線について講じた。

カントール集合の要素は長さを持たないってのは、「あれ!」じゃないだろうか? それにもかかわらず、フラクタル次元がゼロじゃないってのに驚かないのだろうか? コッホ曲線は割りと実用的な見方ができるところでしょう。

フラクタル解析は、膨大なデータ解析の量になるので、今までお断りして来たのですが、どうもそうも行かなくなった。避けてきてフラクタルに関わるに際して、学生と共有しあうところができればと思い、講義で取り上げることにした。前半は、そんな積りで厳密なことは先送りして、「使い方」を教えるようにした。後半は、教養的なもの、科学的なものの感じです。というのが冒頭の言葉でした。が、「今、私の指導生にM1の学生はいません。以前、工学共通の先生が『一生懸命講義をやっても、卒業研究で返ってくるって(自分の指導する卒業研究に反映されるって)ことがない』ということを仰ったことがありました。確かに、ワクワク感はありません。」ということも・・・先生の講義で◯◯に興味を持ちました。研究室を移って、先生の指導を受けたいです、なんてないだろうな。

さて、午後はゼミ。