講義1 平成27年度7回目

2015年5月1日。

授業開始時刻に人数が少なかったので、「光の速度が温度によって変わるというような話は聞かないと思うが、屈折率は温度依存性を持つので、本当は温度についても認識してもいいんですよ。温度といえば、大学の講義の出席率は昔から気になるようで、出席率の気温依存性などという研究が昔あったようです。温度が低いと出席率は低いのですが、温度が上がると出席率があがります。雨が降っていると低くて、晴れると上がるんですが、今日みたいにいい天気だと、また下がるんですよね。流石に今日は『天気がいいから海水浴に行こう』ってのはないでしょうが・・・」と、待つ。お陰で、またまた修了時刻一杯まで講義をしての終了となってしまった。

この前反省で、今日は教科書の誤植の指摘をその単元の最初に行った。その誤植(正確には数式における脱字)があると、エバネッセント波のしみ出しの深さがわからないので、再度繰り返してしまった。前回の授業の最後を次の授業の初めで繰り返すのは、ブサイクである。

主軸方位角と偏光楕円率は、定義だけやればよかった。x成分およびy成分の振幅とx成分とy成分の位相差との関係は、余分だったかな。お陰で、「偏光の右回り、左回りは、光線を受けるように観測者が見た時を基準にする」ってことが、最後の言葉になってしまった。終了時に気付いて、「レポート問題を受け取ってから退出して下さい」と加えた。