基礎技術指導

2014年9月5日は、午後から4年生の学生3人に基礎技術の指導をしました。具体的には、コロイド分散液の体積分率(正確には、分散質の分散液に対する体積分率)の測定を教えました。簡単に言えば、コロイド粒子のことを分散相と呼び、今の場合は分散質の他体積、と言うような使い方をします。溶液における溶媒に相当する部分は、分散媒と称されます。分散質と分散媒を合わせて分散液ですが、これは溶液に相当しますね。溶質に相当するのが分散質ですね。溶液と違って、溶解しているわけではないので、分散「相」となりますね。

最初は、分散液の量が少なすぎて、乾燥させて分散質だけにしたときの質量が電子天秤の誤差内になるケースを、私がやって見せました。

次に、その分散液の量では、分散質が○○グラム以下だから、●●グラムだとすると分散液は■倍必要、△△グラムだとすると□倍必要という説明をして、分散液の量を増やして学生に測定をさせました。

乾燥させている途中の質量の変化も追わせました。高温乾燥もさせて自然乾燥で十分かどうかも確かめさせました。考えながらやってくれて、良かったかな。

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