教育

アカデミックハラスメントの定義

2017年8月4日。 山形大の学生の自殺(例えば、山形大生自殺 アカハラで提訴 | 2017/8/3(木) 21:03 - Yahoo!ニュース)、言葉がありません。 タイトルに書いたように、アカデミックハラスメント(アカハラ)の定義に違和感があります。 「研究・教育で地位が…

講義2 平成29年度 第16回目

2017年8月3日。 昨日は、最終回で目標2(後半)の試験。試験前に疲労困憊の感じ。基礎知識を問う試験の後に、試験の解説と演習の解説・講評。 いい夏休みにして下さい。 長男が帰って来ているので、関連する会話。東大は理Iは物理の先生が熱力学を教え、理II…

演習 平成29年度 再試験

2017年7月31日。 朝イチで私の担当箇所の再試験を行いました。今までは、全てテスト直しで対処して来ましたが、今回は再試験での対処です。手伝ってくれたTAの大学院生が「これって再試験ですよね」と人数の多さに驚いていました。 exp(±iωt)がわからん奴が…

講義2 平成29年度 第15回目

2017年7月28日。 さて、後は試験を残すのみ。ですが、本日回収した演習の採点をしなければならない。次回は、基本知識や定義などを問う試験を行い、その後に試験の解説および演習の解説・講評を行う。行間を時間を掛けて読むには、時間的な制限がある。講義…

講義2 平成29年度 第14回目

2017年7月27日。 昨日の講義の記録を1日遅れで。一昨日よりは、余裕があったように思う。一昨日に採点を終了させた目標1(前半)のレポートについて、返却用のコピーを割りとスムースに作製できた。しかし、次回7/28には、目標2の演習の回収と目標2のレポー…

博士前期課程講義 平成29年度 15回目

2017年7月26日。 1日遅れの記録。本日の講義2のときに採点済レポートのコピーの返却をするため、採点に時間を取られてしまっていました。 マスターの講義の最終回はマルチフラクタル。ボックスカウント法では、ボックスに「粒子」があるかないかだけを問題に…

講義2 平成29年度 第13回目

2017年7月21日。 ここのところ右手の指がこわばったり、左手首が痛かったりということが繰り返されてましたが、本日は左膝が笑っています。朝には右腰に湿布をして出掛けたのですが、講義前には左膝にも湿布をしました。 前回やり忘れた演習を講義の開始時に…

講義2 平成29年度 第12回目

2017年7月19日。 第12回目は、後半の4回目。自由エネルギーを導入し、化学ポテンシャルを定義し、それらを化学平衡に適用する(質量作用の法則)節が終り、後は相平衡にそれを適用する節。 大きなミスを犯していることに気付く。予定では、演習を最初にやる…

博士前期課程講義 平成29年度 14回目

2017年7月18日。 自己アフィンフラクタル。まず、ブラウン曲線から。1次元のランダムウォークを時間を横軸に、位置を縦軸にプロットしたものだから、新しいものではない。ハースト指数Hを導入するが、これもランラダムウォークについて<R2(t)>∝tからH=1/2は自明。H≠</r2(t)>…

講義2 平成29年度 第11回目

2017年7月14日。 講義2の第11回目は、前半の試験。既に書いたように、基礎知識や概念、定義などを問う問題。前年度までだと、30分程度の試験時間の前半で退席する学生が半分はいるが、今年はほんのわずか。問題は、例年と同じレベル。ただし、高校で物理を取…

最近感じた違和感(1)

2017年7月13日。 最近、違和感を感じることが幾つかある。 その1は「大学生の保護者」。未成年者に対しては、親が保護者なので問題ないが、成年被後見人でもないのに成年に対しても「保護者」ってのが使われている。 今は、成人していてもそんな言葉で大学…

講義2 平成29年度 第10回目

2017年7月12日。 次回は、前半(熱力学第2法則まで)の試験。講義の最初に次回は前半の試験について、計算問題は出さない、基礎知識を問う(教科書の)穴埋め、用語の定義やその説明を出題します。 化学平衡の法則・質量作用の法則のあらましを再度の黒板に…

博士前期課程講義 平成29年度 13回目

2017年7月11日。 今日の内容は、ランダム・ウォーク、レビー・フライト、DLA。 ランダム・ウォークについては、ランダムな高分子鎖の広がりないしはコンフォーメーションの模型として(習っている人は)習っているでしょう。回転半径(慣性半径かも知れませ…

講義2 平成29年度 第8回目

2017年7月5日。 講義2の8回目は、後半の1回目。第二法則で熱力学の本質は終っている。後半は自由エネルギーを用いて第二法則を書き換えること。そして数学的に扱いやすい形にして、様々な応用へ。本質的には新概念は、ない。 熱力学ポテンシャルと言う語を必…

博士前期課程講義 平成29年度 12回目

2017年7月4日。 フラクタル次元の解析法で既にやっているものお除いて紹介。スケール変換法は、ダブって説明。視野拡大法を説明するために必要。視野拡大法の「発展形」として回転半径法。高分子については、まさにぞれそのものが出てくる。DLAなどの成長す…

講義2 平成29年度 第7回目

2017年6月30日。 今日で6月も終りですね。熱力学第二法則も今日で終わりです。今日は、エントロピーの計算を行います。その後に第二法則に付随する事項をやります。前半のレポート課題も配布する。嫌なことも通知しなければないらい・・・本年度は、出席の不…

博士前期課程講義 平成29年度 11回目

2017年6月28日。 昨日の講義には、難解なハウスドルフ次元の話が含まれる。講義1の採点を今月中に終らせようと悪戦苦闘しているなかで、どこまでできるか。正確にやりつつ、ある程度はわかった気にもさせる必要がある。 ベクトル空間の次元から入り、位相次…

講義2 平成29年度 第6回目

2017年6月23日。 もうこれで「補講を受けられなかった学生」にわずらわせられるのはやめられる・やめよう。 さて、本日は熱力学第二法則の2回目。カルノーの定理、熱力学的温度、クラウジウスの式(不等式)と進んで、最後にエントロピーの定義を行う。高校…

講義2 平成29年度 第5回目

2017年6月22日。 補講で熱力学第二法則のところの第1回目。まず、序論(具体的には実在気体の状態方程式に関するもの)と第一法則のところの演習だが、誰も黒板にやらない。仕方ないので、レポートとして提出する問題を決めて、演習は終り。 第二法則の最初…

講義2 平成29年度 第4回目

2017年6月21日。 よろしくない。もう、補講に関して何も申し出ていない学生に振り回されるのはやめよう。例年と同じ程度の重みで「第二法則の重要性」を述べるように戻す。そもそも、補講はもう明日。 第一法則の微分形は書いていないので、書く必要がある。…

博士前期課程講義 平成29年度 10回目

2017年6月20日。 博士前期課程の講義の後半2回目。前回は1次元版だった、厳密に定義されるフラクタル。今回は、それの2次元版。シアピンスキー・ガスケットとメンガー・スポンジ。もちろん、シアピンスキー・カーペット等もやるし、3次元版にシアピンスキー…

講義2 平成29年度 第3回目

2017年6月16日。 今日は第3回目で、例年通り熱力学第一法則へ入る。第ゼロ法則と第二法則が重要な意味を持っている、と言うことを今年度はまだ述べていない。今回と次回で第一法則を終らせ、第5回目から第二法則。重要な第二法則の第一回目は、補講として行…

講義2 平成29年度 第2回目

2017年6月14日。 夕方に講義2。今日は第二回目。昨年度の記録を見直すのは、役に立つ。一杯までやらないようにしないと。前回も、補講の調整に費やした時間の分だけ時間オーバーしているので。ただし、先週から体調不良であることは、明言しなければならない…

講義2 平成29年度 第1回目

2017年6月9日。 今日から講義2(普通の科目名なので、科目名を出しても構わないが、講義1とのバランスで講義2としておく)の開始。今日は1回目。昨年度の記録を見直すのは、役に立つ。昨年度には、出張で2回休講にし、補講を行っている。本年度は、個人的な…

講義1(前期開講分) 平成29年度16回目

2017年6月7日。 最終回。試験と講評等。試験は、基礎知識を問うもの(例年通り)。 その後、まず目標1のレポートの講評。TM偏光の場合、垂直入射では振幅反射率が(±)(Z2-Z1)/(Z2+Z1)だったところ、一般の場合(斜入射の場合)Z→Zcosθとなる。これは、斜入射…

博士前期課程講義 平成29年度 8回目

2017年6月6日。 8回目の授業は、試験。とはいっても、課題は既に与え、この時間の終了までにレポートを提出するように言ってある。1名を除いて、授業開始時には提出完了。2名は前日に提出済み。その1人は、寝坊をしているらしい。ありがたいことに、同じ研究…

講義1(前期開講分) 平成29年度 15回目

2017年6月1日。 昨日の午後イチの講義1。屈折率楕円体、媒質の光学的異性に関しての分類、結晶系と光学的異方性。偏光素子。これで、試験を残すのみ。 まず、今の異なる媒質中の光波の話が複屈折の話であることは分かりすか、との問い。反応無し。方解石やカ…

博士前期課程講義 平成29年度 7回目

2017年5月31日。 昨日の午前後半の講義。ImageJを使ったフラクタル解析の実演。乾燥シリカゲルの切断面のフラクタル解析の研究紹介をした後に、大学院生による解析結果の紹介と実演をやってもらいました。実演をしてくれた院生は、レポート免除です。 私自身…

講義1(前期開講分) 平成29年度14回目

2017年5月29日。 本日の午後イチの講義。まず、午前中に昨年度の記録(ブログ)を確認する。フレネルの法線方程式までで終ることは、確認するまでもない。直交するベクトルについての「トリプレット」と言う語を、昨年度はここで紹介したんだ。今年度は済な…

講義1(前期開講分) 平成29年度13回目

2017年5月27日。 5/24の午後イチの講義の記録。翌日に記録を書く積りが・・・。本日の講義の準備として、昨年度の記録を見返そうとして。。。 まず、開口の開いている部分で1、それ以外で0と定義した開口関数fを、透過率分布にまで拡張する話をする。更に半…